ビジネス通訳検定に向けて集中レッスン中です③(番外編)
今日は少しビジネスから離れた番外編です。
通訳はいつも商談などのビジネスの話ばかりでなく、医学関係もあれば機械、IT関係、化学関係もあれば文学や哲学的な内容もあります。自分の得意分野を作るのはいいことだと思いますが、いろんな分野の通訳ができるようになるためには、日頃からちょっとしたことにでも興味を持って勉強しておくことが大切です。
今日はごく初歩的な理科的な内容の通訳です。といっても英米の普通に勉強している中学生なら説明できる内容を英日通訳する練習です。
Let's take a moment and think about why things float on water?
→ なぜ物は水に浮くのか、少し考えてみましょう。(もちろん浮かない物もあります)
ちなみに水に浮く野菜と浮かない野菜があります。また同じトマトでも浮くものと沈むものがあるのです。なぜでしょう?
みんさんは、英語で、もしくは日本語で説明できますか?中学生程度の物理の知識があれば役立ちます。
これを説明する英語を聞いて逐次通訳していきます。
・the weight per unit volume(単位体積あたりの重さ)
・density = weight divided by volume.(密度=重さ➗体積)
・grams per cubic centimeters(グラム パー 立方センチメートル)
・particle(粒子)、atom(原子)、molecule(分子)
・water vapor(水蒸気)
こういった用語は決まっているので知っておく必要があります。
理科系の話は内容が話し手によって大きく変わったりすることはないので、高校の物理の知識がある、物理は得意だった、という人は仮に多少英語の発言でわからない単語があったとしても通訳しやすいかもしれません。英日の場合も同じことが言えます。
物理が苦手でも通訳する準備のために色々と調べていくうちに知識は増えます。今回の教材は物理の話でしたが、学生時代は嫌いな科目でも大人になって改めて学習すると「なるほど」と思うことがたくさんあるので楽しいですよ。
本校の通訳教材はほとんどがオリジナル教材です。
英語好きの物知らずになってはいけない、というのがトレーニングの大切な点でもあります。
プロ通訳者にならなくても、通訳の学習を通して、英語力だけでなく、英米の中学生や高校生が身につけている知識も増えていきます。本校には英語試験対策コースもあります。実はTOEFLやIELTSのコースでも試験対策だけでなく、こういった留学してから必要な学習内容も合わせて指導していますので、留学をお考えの方でご興味があればご連絡ください。
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(記事 by Miho Matsumoto)